各科目の講義内容・ねらい・プログラム
※下記は「知的財産アナリスト認定講座(コンテンツ・ビジネスプロフェッショナル)[第13期](2018年11月開講)」の内容を記載しています。
※下記内容は予告なく変更する場合があります。
▼科目1:知的財産アナリスト概論 | ▼科目2:企業戦略・知財戦略Ⅰ | ▼科目2:企業戦略・知財戦略Ⅱ |
▼科目2:企業戦略・知財戦略Ⅲ | ▼科目2:企業戦略・知財戦略Ⅳ | ▼科目3:知的財産法 |
▼科目4;マーケティングⅠ | ▼科目4;マーケティングⅡ | ▼科目5:ファイナンス |
▼科目6・7:知財情報戦略(コンテンツ評価/ワークショップ) |
科目名 | 講義時間 | 講義内容・ねらい | プログラム | |
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科目1 | 「知的財産アナリスト概論」 講師:五味 大輔 氏 |
2.0h | 「コンテンツ」の定義とその特性、および、コンテンツ・ビジネスを、様々な視点から体系的に理解する。コンテンツビジネス領域で求められる知的財産アナリストの役割と視点を理解する。 そして、各科目の必修ポイントを理解し、受講に備える。 |
1.「コンテンツ促進法」とそれを取り巻く環境や体制 2..コンテンツの定義とその特性 3.コンテンツビジネス体系の基礎 4.アナリスト的視点と課題 4.本講座の概要とポイント |
科目2 | 「企業戦略・知的財産戦略Ⅰ (ビジネスモデルと市場動向)」 ~知的財産としてのコンテンツ戦略~ 講師:森 祐治 氏 |
2.0h | コンテンツビジネスにおける基本的な手法(どうやって一つのコンテンツから多くの価値を生み出すか)を理解する。 コンテンツという幅広い概念を整理し、制作や流通などコンテンツ産業を構成するビジネスモデル、経済モデルを俯瞰しながら理解する。 |
1.コンテンツ産業の定義と現状 2.コンテンツのビジネスモデルと構造 3.コンテンツビジネスの経済モデル |
「企業戦略・知的財産戦略Ⅱ (コンテンツビジネスモデルの応用)」 ~コンテンツを活用した戦略~ 講師:森 祐治 氏 |
2.0h | 企業や自治体などでコンテンツを活用したプロモーションを行うため、あるいは自社製品などにコンテンツを組み合わせて付加価値向上を実現するために必要な戦略を、その応用領域や活用事例から理解する。 | 1.コンテンツ企業の戦略 2.コンテンツビジネスの応用領域 3.コンテンツの活用事例 |
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「企業戦略・知的財産戦略Ⅲ (技術進化に伴うコンテンツビジネスの付加価値向上)」 ~技術から見たコンテンツ戦略~ 講師:丹羽 恵久 氏 |
1.0h | 関連技術の進化が、コンテンツビジネスにどの様な影響を与えてきたか、具体例を元に理解する。 加えて、今後の技術進化に伴い、コンテンツビジネスにどの様なチャンス・脅威が考えられるかについて、理解する。 |
1. 今、何が起きているか? 2. 既存コンテンツの魅力化 3. 新たなコンテンツの登場 4. コンテンツの高付加価値化に向けて、何をすべきか? |
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「企業戦略・知的財産戦略Ⅳ (投資リスクの考え方)」 講師:塚越 雅信 氏 |
45m | 知的財産アナリストに求められる経営視点と企業価値評価の視点を考え、リスクの本質を理解し、経営者や投資家が目指すリスクとリターンの考え方を身につける。 |
1. リスクとリターンの本質 2. 事例によるケーススタディ 3. 取りたいリスクと、その付き合い方 |
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科目3 | 「契約戦略」 ~コンテンツと法制度~ 講師:村尾 治亮 氏 |
3.5h | コンテンツを活用するビジネスにおいて、戦略的判断に資する契約実務に求められるリーガルスキルを、具体的事例やワークショップを通して理解する。 | 1. 事例からリスクを読み取るケーススタディ 2. 契約に求められる戦略的思考 3. コンテンツビジネスに関する契約実務 |
科目4 | 「マーケティングⅠ」 ~客観的な事実とは何か~ 講師:後藤 啓一 氏 |
3.0h | 経営戦略、知財戦略を有効に機能させる「マーケティング」の役割を理解する。 そして、企業活動を俯瞰できるマーケティングフレームワークを活用した演習により、コンテンツに関わる知財と事業の今日的課題の分析に役立つマーケティングの基礎技術を身に付ける。 加えて、コンテンツマーケティング活動のベースとなる「市場の把握」をテーマとして、リサーチや統計の基礎的事項を理解する。 |
1. 経営戦略、知財戦略とマーケティングの関係 2. 「フレームワーク」を活用したマーケティングの理解と実践 3. リサーチ、統計の基礎的事項とデータの読み方 |
「マーケティングⅡ(販売戦略評価)」 ~マーケティングの活用事例~ 講師:福島 泰 氏 |
2.0h | コンテンツ・ビジネスにおいて行われているデータ・マーケティングの活用事例から、商品特性に合わせたリサーチ手法、分析の際の注意点などを理解する。 ビジネスの観点から、ヒット・コンテンツの要因分析を客観的に行うための考え方を身につける。 |
1. エンターテインメント商材に関するデータ分析の注意点 2. マクロ分析:データ・マーケティングが可能にすること 3. ミクロ分析:ヒットを見極めるための注目分析ポイント |
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科目5 | 「ファイナンス」 ~コンテンツへの投資と回収~ 講師: 仙石 実 氏 |
3.0h | 身近な映画や企業の事例を題材に、コンテンツへの投資と回収の実態やリスクについて理解する。 また、コンテンツに関わるファイナンス基礎的な知識を身に付ける。 加えて、ファイナンスの基礎的な知識をベースにM&Aに代表されるコンテンツの評価手法についてワークショップを実施し、理解を深める。 |
1. コンテンツへの投資と回収 2. コンテンツファイナンスの種類 -コーポレートファイナンス -プロジェクトファイナンス 3. コンテンツのプロジェクトファイナンス 4. コンテンツの会計及び税務 -コンテンツ製作の会計及び税務 -コンテンツ制作の会計及び税務 5. コンテンツのM&A -日本基準と国際財務報告基準(IFRS) 6. コンテンツの評価方法 7. ワークショップ -M&Aにおけるコンテンツの評価 |
科目6 ・ 7 |
「知的財産情報戦略(コンテンツ評価/ワークショップ)」 ~コンテンツの価値を紐解く~ 講師:田中 康之 氏 ・五味 大輔 氏 ※今期は科目6と科目7「まとめ(ワークショップ)」を1科目として実施します。 |
6.5h | 各科目で学んだ知識から、コンテンツの価値要素となる項目を抽出して簡単な定量評価モデルを作り上げて分析する。更に、定量評価した価値評価モデルに基づいて、公開されている企業経営戦略・事業戦略情報を基にコンテンツマネジメントによる価値評価手法を学ぶ。 本講座のまとめとして各科目で学んだ知識・スキルを再確認し、コンテンツのビジネス展開を知的財産アナリストとして経営陣やクライアントなどに提案出来るスキルを身に付ける。 グループワークでは、各科目や各視点の理解度を確認しながら、認定試験(実技試験)の準備を行う。 |
1. コンテンツの価値要素の抽出を行う 2. コンテンツを定量価値評価する 3. コンテンツの価値評価結果を分析する 4. サンプルコンテンツを用いたワークショップ 5. いくつかのケーススタディにグループワークとして取り組む 6. 認定試験(実技試験)の準備と要点解説 |